こんにちは! すももです。

MacBook Proのバッテリー交換を配送修理で依頼しました!
ゴールデンウィーク真っ最中なので修理に時間がかかるかも…と思ってましたが…
MacBook Proの電源が急に落ちたり、バッテリーの「修理サービス推奨」が表示されるようになりました。
そういえば私のMacBook Pro(2018)もそろそろ4年がたつので、バッテリーの交換時期がきたのかもしれません。でも私のMacBookはこれまで修理に出したこともなく、Apple Careにも加入していないのでどうしたらよいかわかりません。
とにかくAppleのサポートに相談してみたところやはりバッテリーの交換が必要とのこと。
GW期間だったので日数がかかることを覚悟して配送修正をお願いしましたが、私のもとへMacBookが戻ってくるまでが思ったより早かったので一連の流れを記事にします。
MacBook Proのバッテリー「修理サービス推奨」って?
MacBook Proメニューバーのバッテリーで「修理サービス推奨」と表示されたので調べてみました。


修理サービス推奨:バッテリーの蓄電容量が新品時や正常動作時と比べて少なくなっています。Mac をそのまま使い続けても安全面で問題はありませんが、Apple Store 直営店または Apple 正規サービスプロバイダにお持ちになり、バッテリーの評価を受けてください。
Mac ノートブックのバッテリーに問題がある場合
Apple公式のヘルプによると、今すぐ修理の必要はなさそうなのでしばらく様子をみることにしたのですが、数日のうちに電源が急に落ちるようになりました。
これはもしかして修理が必要?どうしよう!
MacBook Proのバッテリー状態や充放電回数を確認
まず、サポートに問い合わせる前にバッテリーの状態を確認してみました。
- PC:MacBook Pro (15-inch, 2018)
- 症状:終了/スリープからなかなか起動しないことがある。起動後も急に電源が落ちる。
- バッテーリーの状態:「修理サービス推奨」と表示。その後「バッテリーは充電停止中」となる。
- 充放電回数:172回
「システム環境設定」でバッテリーの状態を確認
- 画面左上のAppleロゴをクリック
- 「システム環境設定」をクリック
- 「バッテリー」をクリックし、もう一度「バッテリー」をクリック
- ウィンドウ下にある「バッテリーの状態」をクリック
「正常」または「修理サービス推奨」のいずれかが表示されます。
※「バッテリー状態」をクリックするまでもなく重要なメッセージが表示されているのでどう考えても良くない状態ですね。


「システム情報」でバッテリーの充放電回数を確認
- 画面左上のAppleロゴをクリック
- 「このMacについて」をクリック
- 「システムレポート」をクリック
- 左メニューの「電源」を選択
MacBook Proの充放電回数の上限は「1000」なので「172」は回数だけで見れば全く問題ないようです。
しかし状態は「正常」ではなく「修理サービス推奨」となっています。


調べてみるとMacBookは充放電回数の上限を上回ると劣化していき、上限に達したバッテリーは交換するほうが良いようです。私の場合は「172回」ですが4年は使っているので経年劣化の可能性もあります。完全充電時の容量が107mAhというのも少なすぎる!
ダメ元でWindowsPCでよく行う伝家の宝刀「再起動」を期待を込めてやってみましたが状態は変わることなく「修理サービス推奨」の状態。こうなったらもうお手上げなのでやはりサポートに相談するしかないようです。
MacBookのバッテリー交換を申し込む方法
MacBookのバッテリー交換のサポート(申し込み)方法は3つあり、Appleのサポートページから行います。
この時にログインしておけば、情報の確認がスムーズにいくようです。
- 持ち込み修理(近くのApple正規プロバイダやApple Storeに持ち込む場合。予約ができる。)
- チャット(Appleサポートアドバイザーに相談できる)
- 電話(Appleサポートと電話で話ができる)
Apple正規サービスプロバイダやApple Storeが近くにあれば直接持ち込むのが早そうですが、近くにないのでオンラインチャットで問い合わせました。
私の場合はMacBookの電源が急に落ちるかもしれないので別のPCでチャットしましたが、可能ならサポート対象のPCでチャットしてください。途中でPCの状態などを確認することがあるのでそのほうが効率がいいです。
チャットサポート開始まで(事前確認など)
- サポートが必要なデバイスの選択
「Mac」を選択
※ログイン状態なら使用中の機器が表示させるので該当の機器を選択。 - 困っている問題を選択
「バッテリーと電源」を選択 - トピックを選択
私は「バッテリーのパフォーマンス」を選択しました - 「続ける」をクリック
- サポート方法を選択
「チャット」を選択


チャットサポートの途中で確認することが多々あるので、事前にわかる範囲でメモしておけばよさそうな内容をお伝えします。住所もメモに保存しておけばコピペできて楽です。
- macOS のバージョン
- ファームウェアパスワード設定の有無 ※デフォルトでは「無効」
※Macのファームウェアパスワードとは?(公式) - 搭載されているドライブ・メモリ容量
- プロセッサ速度
※PCモデルや状況によって聞かれない項目もあると思います
この他にもチャットの途中でMacの情報や設定などの確認が必要な場面がありますが、チャット担当者から説明があるのでその都度の対応で大丈夫だと思います。
チャット開始~修理申し込み完了まで
チャットサポート開始までの流れで「チャット」を選択後、しばらくするとチャット画面に遷移します。
例:「バッテリーで修理サービス推奨と表示される。電源が突然落ちるようになった。」などの症状を伝える。
OSバージョンなど聞かれた内容を伝える。
修理手配方法(配送 or 持ち込み)の説明がありどちらかを選択する。
保証対象外サービスのため料金は税込で20,800円でした。
※決済は「クレジットカード払い」「修理後配送時に代金引換」のどちらかを選択
※Mac の修理サービス(公式)※修理サービスオプション、保証、料金について
PCの設定によっては修理が保留になったり、できない場合もあるようなのでそれを回避するため事前に設定の確認が必要のようです。
- ファームウェアパスワードの設定
- FileVaultが有効の場合は管理者アカウントを新規作成(作成方法やアカウント名などは説明してくれます)
- 「Mac を探す」機能の確認(オフにする方法も説明してくれます)
住所や連絡先、メールアドレスなど、必要な項目を入力していく。
決済方法でクレジットカード払いを選択した場合はメールで支払いページの案内メールが届きます。メールのリンク先でカードによる支払いを完了しチャットに戻ります。
チャットの担当者側でも支払い待ちから受付完了に変わったことが確認され、手続き完了です。
集荷までの準備
チャットサポートでも担当者から説明がありますが、出荷までにやったおくことがいくつかあります。
バックアップ
Time Machine、クラウドにバックアップしておきます。
Boot Camp のパーティションがある場合、Time Machine ではバックアップされないので注意してください。
管理者用のアカウントを作成
チャットサポート内で説明のあった、管理者権限のユーザアカウントを作成します。
※作成方法、アカウント名はチャットで説明がありました。
iTunes Storeの認証解除
- 「ミュージック」を起動
- 上部メニューバーで「アカウント」を選択
- 「アカウント」>「認証」の順に選択し、「このコンピュータの認証を解除」を選択
- Apple ID とパスワードが要求されるので入力して「認証を解除」をクリック
ケース/保護フィルムは外しておく
バッテリー交換の場合はMacBookの裏蓋を外すと思うので、ケースや保護・スキンシールを貼っている場合は外しておきます。
私はWraplus スキンシールを裏表貼っていたのでとりあえず裏面だけ剥がしました。修理とは関係ない話になりますが、このスキンシール剥がしやすいですね!シール糊など全く残らずキレイにはがれます。






これ以外にもチャットサポートで指示があれば行っておきます。
※iCloudからのサインアウトなど(私の場合は指示がありませんでした)
MacBookの修理(バッテリー交換)完了までにかかった日数
Mac の修理サービスページを見ると「5〜7 日 (営業日) で修理してお返し」となっています。バッテリー交換だけだと早そうですがゴールデンウイークなので早くても1週間後くらいかなーと思っていました。ところが予想よりかなり早かったので驚きです!
- 5月1日 チャットサポートに相談&修理申し込み
- 5月2日 修理機器集荷(ヤマト運輸)
- 5月3日 修理センターに到着&修理完了&発送
- 5月4日 修理品到着(ヤマト運輸)
返ってきたMacBook Pro


修理から返ってきたMacBook Proを確認すると、表面のスキンシールはそのままだったので一安心。
修理報告書が同梱されていたので確認すると、症状が「アップル製外付けキーボード/バッテリーの膨張」となっていました。え?気が付かなかったけど…。膨張してたの?
修理内容はトップケース(バッテリー/キーボード一体)の交換ということでキーボードも新しくなってました!
バッテリーを確認
バッテリーを確認してみると完全充電時の容量や状態も正常になってますね。これでまだまだ使えそうです!


バッテリー劣化をコマンドで確認する方法
下記コマンドでバッテリーの初期状態などを知ることができるようなので調べてみました。
ioreg -c AppleSmartBattery | grep -i Capacity
何かの結果で数字とか色々と出てきますが、チェックするのは2つ。
- MaxCapacity :バッテリーの最大容量
- DesignCapacity:工場出荷時(100%)のバッテリー容量
% ioreg -c AppleSmartBattery | grep -i Capacity
| | "MaxCapacity" = 7388
| | "DesignCapacity" = 7336
MaxCapacityをDesignCapacityで割るとバッテリーの劣化具合(%)が分かるというわけです。※数値は個体差があるようです。
今回はバッテリーを交換したばかりなので当然劣化してません。
【要確認】バッテリーもキーボードも不具合がある場合は無料で修理できるかも



バッテリーとキーボード一体型モデルだと両方が無料で修理できた!となるかも。
PCモデルによっては「キーボード修理プログラム」の対象かもしれません。「バッテリーもキーボードも調子悪い!」という場合は対象機種かどうかチェック!
私の場合、キーボードは全く問題ありませんでした(泣)
まとめ
- Apple正規プロバイダやApple Storeが近くにあれば、バッテリー交換などは持ち込んで即日修理完了する場合もある。でも配送修理も修理内容や配送状況によってはわりと早い。
- チャットサポートはスムーズに進むが、途中で考えたり調べたりと通信(反応)しない時間があると自動的に終了してしまう場合があるので注意
- バッテリー/キーボード一体型モデルでバッテリーとキーボードの両方に不具合がある場合「キーボード修理プログラム」の対象なら無料で修理できる可能性も。
- データが削除させる場合もあるので、バックアップは絶対行う。
初めてのAppleサポートの問い合せ&修理でしたが、終始スムーズに進み「さすがApple!」というのが感想です。
今回は私の場合でこうなったという内容なので、PCモデルやMacの状態によって違いがあると思いますが少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。